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ルヴァンカップの「誤審」で露呈された追加副審起用の無意味さ

5/10に行われたルヴァンカップの予選リーグ、ジュビロ磐田との静岡ダービー。試合は2-4で清水が敗れました。

2点先行された清水は前半終了直前にPKで1点追いつき、後半に猛追を仕掛けていました。そして後半3分に問題の出来事が起こりました。

誤審自体は主たる問題ではない

まず初めに断りますが、今回は誤審自体は「主たる問題」ではないと思います。

もちろん、誤審は無くしてていかないといけませんが、現状は少なからずおこります。

例えばオフサイドなのにオフサイドの判定にならない、またはその逆で、ゴールが認められたり取り消されたり。

ただしこういう誤審はどのチームに対してもほぼ平等(?)に起こりますので、全体を見ればイーブンなのかなと。

では、今回なにを問題と考えるかということですが、それは審判団の無責任な判定の過程です。

ゴールがノーゴールの判定になるまで

今回、ゴールがノーゴールになった経過は以下の通り。

1-2でビハインドの清水。金子翔太のCKからデュークがドンピシャヘッドもGK志村滉がワンハンドセーブ。しかし弾いたボールは体制を崩した志村の足元へ。

そこへ清水・磐田の両選手が飛び込み、志村は味方DF大南拓磨と接触。北川航也が志村の足元にあったボールを押し込みゴール。

志村が接触したのは味方であって、清水の選手がファールをしたわけではありません。

その時点では主審・副審・追加副審ともゴールを認めない姿勢は表していません。

注目なのはこちらの動画。副審はゴールが決まった後センターラインよりに走り出し次の試合再開の準備へ。つまりゴールだと認識しているのです。

しかし、ここで磐田の選手が主審に猛抗議。そして主審は追加副審に状況を確認。その後副審に状況を確認。そしてノーゴールの判定となりました。

判定責任を放棄した審判団

認められたゴールが取り消されることはたまーにあります。

例えばゴチャゴチャした中からゴールが決まり、主審がいったんゴールと認めても、副審が「いやいや今のはファールがあったよ」と主審に伝えればその意見が採用されてノーゴールという様な場合などです。

しかし、今回の場合はゴール直後に近くにいた審判が3人ともノーゴールであることを積極的にアピールしていません。ファールがあったと主張したのは磐田の選手でした。

それに対して主審は一番近くにいたであろう追加副審に確認。しかし答えは出ません。その後一番遠くにいた副審に確認。

ここでおそらく審判団の中で「ファールあったんじゃない?あったかもしれない?あったかもね?」的な会話が交わされノーゴールとなりました。

  • 一番近くにいて、もっとも判定に影響を与える意見を言えるはずの追加副審がファールがあったかなかったかをはっきりと伝えられなかったこと。(これは私の推測ですが)
  • 一番遠くにいて正直見えづらかったはずの副審がおそらく「ファールあったかもね?」的な意見を伝え、最終的に主審の判定をアシストしたこと。(これも私の推測ですが)
  • 一番権限を持っている主審が2人の審判にアドバイスを求め、一番遠くにいた副審の意見でファールを「確信」し、ノーゴールとしたこと。

審判3人ともが最も大事な場面で自信を持った判断ができず、最終的に間違えた判定を導き出したことは大きな問題ではないのでしょうか?

審判が増えることでプレーに多くの目が向けられ、正しいであろう判断が下されることを期待したのが追加副審の設置だと思います。

しかし、結果的にそれぞれの審判が自らの責任を放棄し、判定を他の審判に任せ、きちんとした判定が出来なかったという期待とはまったく逆の結果になってしまいました。

これなら追加副審なんていりません。主審1名・副審2名の3人の審判団で十分でしょう。

しっかり検証して説明責任を果たして欲しい

Jリーグは今年から試合後に審判委員会が問題となった判定の検証を始めました。

その検証で、今年の清水の開幕戦であったホーム・ヴィッセル神戸戦の失点が実はオフサイドで本来はゴールとならないものであったことを認めています。

神戸の決勝点はオフサイドだった…クラブと審判の意見交換で(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20170317/jle17031718590004-n1.html

ルヴァンカップにおいてもこの検証が行われますので、ぜひ検証してもらってはっきりとさせてほしいです。

試合後に誤審を認められても結果は覆りませんが、きちんと説明をするべきでしょう。

審判団が自信を持ってファールという判定をしたのならばきちんと説明すればいいですし、違うのであればしっかり「ファールはなかった」と認めてほしいと思います。

審判に限らず、誰にとっても責任のある難しい判断を下すことはとても大変なことです。

しかし、それをやらなければならないのがスポーツの審判員です。そんなことはやっている審判が一番分かっているはずですが。それなのにこの試合の審判団はあまりにも無責任すぎました。

ビデオ判定やゴールラインテクノロジーなどの技術を導入すべきかどうかは分かりません。誤審があるからサッカーが面白いという意見もあります。

ただ、審判を多く投入してもそれぞれが責任を果たさないのであれば、追加審判を導入するよりも技術を導入したほうが良いのではないでしょうか。

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