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FC東京から吉本一謙を完全移籍で獲得 「熱く気持ちを見せて皆さんと一緒に戦わせてもらいたい」

DFヴァンデルソンの契約解除後、センターバックの補強が急務となっていましたが、FC東京から吉本一謙(よしもと・かずのり)を完全移籍で獲得することになりました。ようこそ清水へ!背番号は空き番だった4になりました。

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吉本 一謙選手(FC東京) 完全移籍にて加入決定のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/43099/

このたび、FC東京(アビスパ福岡期限付き移籍)の吉本一謙選手が、完全移籍にて加入することが決定しましたので、お知らせいたします。

吉本 一謙 (Kazunori YOSHIMOTO) DF 4

【出 身 地】
東京都小平市

【生年月日】
1988年4月24日

【身長/体重】
185cm/83kg

【利き足】

【選 手 歴】
JACPA東京FC (小平市立学園東小)
- FC東京U-15(小平市立小平第一中)
- FC東京U-18(東海大学付属望星高)
- FC東京(2007)
- FC岐阜(2009.8月/期限付き移籍)
- FC東京(2011)
- 水戸ホーリーホック(2012.8月/期限付き移籍)
- FC東京(2013)
- アビスパ福岡(2018.8月/期限付き移籍)

【代表歴】
U-15・16日本代表

【2019成績】
J2リーグ(7試合/0得点)、天皇杯(0試合/0得点)

【通算成績】
J1リーグ(65試合/1得点)、J2リーグ(64試合/4得点)、J3リーグ(17試合/0得点)、
リーグカップ(29試合/1得点)、天皇杯(11試合/3得点)、ACL(3試合/0得点)

【コメント】
『清水エスパルスに関わる全ての皆さん、清水エスパルスという歴史あるクラブに加入することができて本当に嬉しいです。自分の武器であるヘディングや体を張った守備など、熱く気持ちを見せて皆さんと一緒に戦わせてもらいたいと思います。素晴らしい芝生のIAIスタジアム日本平で、対戦相手として聞いていたグリコなどたくさんのチャントを仲間として聞けることを、とても楽しみにしています』

吉本は昨シーズン途中からJ2アビスパ福岡に期限付き移籍中でしたが、その契約を解除してFC東京から完全移籍で獲得となります。

今までジュニアユースから東京一筋。間にJ2への期限付き移籍がありましたが、完全移籍は初めてとのこと。

ハードな守備で対人に強いという評判。また身長も185センチありますので、空中戦にも自信を持っているようです。

プレー面以外でもメンタルの強さや気持ちを出して戦う、最後まで諦めない、そういう特徴がある選手。東京ではキャプテンの経験もあり、清水でもチームを引っ張ってくれるのではないでしょうか。

 

各クラブあてに出したコメントには吉本の真面目にサッカーに向き合う姿勢やチーム・サポーターに対する思いが見て取れます。

こういう選手であれば清水に来ても愛される選手になるでしょう。

吉本 一謙 選手 期限付き移籍期間終了 および 清水エスパルスへ完全移籍のお知らせ(福岡公式)
https://www.avispa.co.jp/news/post-25340

【吉本選手コメント】
まず1年前、アビスパ福岡をJ1昇格させるために来たのにもかかわらずそれを達成出来なかったことを謝りたいと思います。
今年はシーズン最初怪我をしている時、治ってからなかなか試合に出れなかった日々、そして試合に出られる状況になったここでチームを離れることをしていいのか、その他にもこれからの人生や家族、お世話になった方達のこと、オファーをいただきチャレンジしたいとチームと話し合いをした後もこの数週間本当にたくさんのことを考えました。
1年間で福岡の街が好きになったし、熱く応援してくれるサポーター、一緒に戦ってきたチームメイトは自分を常に助けてくれました。そんな自分に良くしてくれた街やチームが苦しんでいる中移籍を決断した事、本当に申し訳ありません。
全ての思いを背負いこれからも頑張ります。
本当にありがとうございました。

吉本一謙選手 清水エスパルスへ完全移籍のお知らせ(東京公式)
https://www.fctokyo.co.jp/news/10392

□吉本一謙選手 コメント

『FC東京U-15に入ってから19年が経ちましたが、初めて東京から完全移籍することになりました。31歳の今、自分が子どもから大人、そして父親になるまですべての時間を東京と共に歩んできました。この先、東京で育てられた選手としてサッカー界で胸を張れるような、そしてみなさんにも吉本は東京で育ったんだと自慢していただけるような選手になれるように旅立ちます。
ファン・サポーターのみなさんには直接挨拶をすることができず心苦しいですが、下部組織出身の選手たちと、他のチームから東京に来てくれて一緒に戦っている素晴らしい仲間たちに、自分の想いを託したいと思います。ファン・サポーターのみなさま、チーム関係者の方々、下部組織時代に育ててくれたコーチの方々、つらいときも苦しいときもみなさんが支えてくれたから今もこうしてサッカー選手として戦えています。東京と小平のことが大好きです!本当にありがとうございました』

 

清水の篠田善之監督はFC東京でも監督を務めており、当時吉本も所属していましたのでプレーも性格も熟知しているでしょう。その点は大きなメリットですね。

昨シーズンは一年間DFファン・ソッコフレイレという2人がセンターバックで固定されており、それなりに堅い守備を敷いていましたが、今シーズンは失点数はリーグワースト、DFの組み合わせも固定できずに苦しい戦いを強いられています。

外国から新しいセンターバックを連れてくる方法もあったでしょうが、やはり実力やJリーグへの適用が未知数だったり、言葉が通じなかったりというリスクがある中で、J1でも経験のある選手を…という中からシーズン途中で吉本を獲得できたことはよかったのではないでしょうか。

夏以降の巻き返しには守備の改善が必須。守備陣は吉本だけになるのか、他にも誰か獲得するのか、注目したいと思います。

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