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ユースからの入団14シーズン目で遂に…MF枝村匠馬が契約満了で退団 「これからもエスパルスを応援しています」

2016-2017シーズンの昇格に貢献したベテランがまた一人…。MF枝村匠馬の契約満了が発表されました。

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枝村 匠馬選手 契約満了のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/41627/

このたびエスパルスは、アビスパ福岡に期限付き移籍しておりました枝村匠馬選手と来季の契約を締結せず、今季をもって契約満了とすることを決定しましたので、お知らせいたします。

枝村 匠馬 (Takuma EDAMURA) MF

■出身地
静岡県牧之原市

■ 生年月日
1986年11月16日

■身長/体重
176cm/71kg

■選手歴
細江SSS(細江小) - 榛原川崎SSS(川崎小) - 清水エスパルスジュニアユース(榛原中) - 清水エスパルスユース(静岡市立高) - 清水エスパルス(2005) - セレッソ大阪(2012.7月※期限付き移籍) - 名古屋グランパス(2014※期限付き移籍) - ヴィッセル神戸(2014.8月※期限付き移籍) - 清水エスパルス(2015) - アビスパ福岡(2018※期限付き移籍)

■代表歴
U-15日本代表候補・U-17日本代表・U-18日本代表候補・U21・U-22日本代表

■2018成績
J2リーグ(26試合/1得点)・天皇杯(0試合/0得点)

■通算成績
J1リーグ(297試合/38得点)・J2リーグ(49試合/4得点)・リーグカップ(54試合/12得点)・天皇杯(32試合/4得点)

■コメント
『エスパルスには、ジュニアユース時代からお世話になりました。楽しいことや苦しかったことなどありましたが、色々な経験ができたことに感謝しています。サポーターの皆さまには、良いときも、悪いときも、いつも応援していただき感謝しています。これからもエスパルスを応援しています。ありがとうございました』

エダはご存知の通り、清水ユースから2005シーズンに昇格し、00年代後半の好調なエスパルスの中で若手の主力として活躍しました。

2011シーズン前に選手が大量に移籍した際にもチームに残り主力として活躍しましたが、2012シーズンに出場機会が減ってしまったことで出場機会を求めてセレッソ大阪へ期限付き移籍。

その後も名古屋グランパスヴィッセル神戸と2シーズン半の間、期限付き移籍でチームを留守にしていました。

 

2015シーズンに清水に復帰。しかし、チームはそのシーズンにJ2降格を味わいます。

J2を戦った2016シーズンはシーズンイン前の怪我により出遅れましたが、初夏に復帰すると主力として活躍。秋にまた怪我をして一時離脱しましたが、再び先発復帰しチームのJ1昇格に貢献しました。

個人的にはFW鄭大世、MF枝村匠馬、DF角田誠、GK植草裕樹のベテランカルテットがこのシーズンの昇格に最も影響があった選手だと思っているので、そのうち3人の退団がこの冬に一気に起こっていることは非常に寂しいですし、時代の区切りなのかなと思いますね。

 

で、J1に復帰した2017シーズンも小林伸二監督の信頼のもと多くの試合で先発出場しました。

今シーズン(2018)は残留するかと思いきや、J2アビスパ福岡に期限付き移籍。一説には外国人監督が苦手だとか…その影響でしょうか、来シーズンもヤン・ヨンソン監督が指揮を執る清水には戻らず、また契約の延長もなく退団となります。

 

ここまで途中何度も期限付き移籍がありながら、14シーズンもの間、清水エスパルスとの契約が続いていたのでした。ジュニアユース時代から考えれば20年近い間清水に在籍していたんですね。

今回はじめて清水とつながっていた縁が切れることになり…不思議な感じです。

 

ピッチの上でも飄々としていながら、大事なところには顔を出してゴールを決めたり、チャンスをつくったり、ピンチから救ったり…そういう嗅覚を持った頼りになる選手でした。

そんなエダも32歳。10代の頃からみんなが知っている選手ですから「もう32歳なのか」と思ってしまいますが、サッカー選手としてはまだまだ活躍できる年齢です。

まだどこかのピッチで活躍してくれると思いますし、将来的にはやはりひょっこりと清水に戻ってくるのでは?そんな気がしてなりません。

 

今までありがとうエダ!今後の活躍も期待しています!

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