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Jリーグ史上稀に見る大混乱は主審の勘違いが原因だった?柿沼主審はアディショナルタイムのアディショナルタイムをとっていたことが判明

そりゃ混乱しますわね…。

11/24に行われた清水エスパルスvsヴィッセル神戸の試合は後半アディショナルタイム(AT)を19分とり、その間に清水の選手が2名負傷退場神戸の選手が1人退場(警告2枚)ゴールキーパーがゴールベンチで乱闘騒ぎなど、「何を言ってるのかわからねえと思うが…」レベルの史上稀に見る大混乱となりました。

Jリーグ史上最悪の試合…かどうかは分かりませんが、少なくとも私が永年スタジアム観戦してきた中ではこれだけスタジアムの雰囲気が最悪になった試合はありませんでした。

 

そして、その主因についてはその試合を裁いた柿沼亨主審にあるという意見がほとんどを占めています。私もそう思います。

試合中からファールに対する基準が曖昧であったことや、接触プレーを流す傾向があったことは感じていました。ただATになるまではそこまで荒れる展開ではなかったのです。

ではなぜ結果的に荒れたのかといえば、清水側からすればAT後の神戸側のラフプレーとそれを流した主審に対して、神戸側からすれば延々とATをとった主審に対して、それぞれの不満や怒りがあったことにあります。

そして、この件についてはJリーグのYoutube公式チャンネル<Jリーグジャッジ「リプレイ」>で詳細に検証がされましたが、その中で衝撃の事実が発覚。


なんと主審がATに対するルールを「勘違い」していたことが原因だと言っているのです。

具体的にはMF河井陽介が負傷のため止めていた時間を追加しなければいけないと主審が思っていた、ということです(元国際主審川上徹氏談)。

試合時間(90分間)に対するアディショナルタイム(AT)の考え方

まずはおさらい。(必要?)

アディショナルタイム(AT)は前後半それぞれ45分に対してアウトオブプレーの時間を追加するものです。

選手の交代や選手の怪我の治療などで試合中に時間を止めた場合、その止めた時間を45分以降に追加します。

そうすることで、試合時間(主審が計測するインプレーの時間)が前後半でそれぞれ45分、合計90分になるように調整します。

通常、前半は選手の交代などが少ないためATは1分など短めです。後半は選手交代が多かったり、選手が負傷したり(例えば足をつったり)、勝っているチームがわざと時間稼ぎをして時間を空費したりするので、ATは多めです。3分から5分程度が後半ATではよくあることだと思います。

以下のバーは45分の間に選手交代や怪我の治療などで合計4分のアウトオブプレー(オレンジ色)があった場合にAT4分を追加した場合を示したもの。

ちなみに昔はアディショナルタイムをロスタイムや海外ではインジュアリータイム(インジュアリーは怪我の意味)といっており、いまでもロスタイムといわれるのはその時の名残ですが、ルールに厳しい人の前でロスタイムという言葉を口にすると「ロスタイムじゃない、アディショナルタイムだ!」と怒られるので注意しましょう(笑)

あと、昔は第4審判によるロスタイム掲示はありませんでした。ですから、ロスタイムがどれだけあるかは審判しか知らなかったのです。その点では選手や観客には分かりやすくなりましたね。

アディショナルタイム(AT)の時間経過の考え方

追加されたATの時間が4分とした場合、その4分間に選手交代や怪我人が発生した場合には時計は止まりますが、時計を止めている時間は追加されません。

例えば3分経過した後で選手交代で時計を止めた場合、選手交代が終わった時点から時計を進めてATの残り1分をプレーします。こうすることで、試合時間が最終的に90分になるように調整します。

しかし、今回柿沼主審は「ATに時計を止めていた時間」を最初に示したATにさらに追加していたために試合が伸びたということです。つまり「アディショナルタイムのアディショナルタイム」をとっていたのです。

ATのそもそもの概念が正規の90分間で進められなかった時間を追加して合計90分にするためのルールなのですが、今回はATに中断した時間をATとして追加したためサッカーの試合時間が90分ではなくなっています。

あのスタジアムにいてサッカーのルールがわからない人もいたかもしれませんが、選手・スタッフ含めほとんどの観客はATのルールは理解しています。

ですから、ATがいつまでたっても終わらないことに、選手は興奮し、観客も「なんで終わらないのか?」と不思議に思っていたのです。

 

以下のバーは実際の時間を計測してまとめたものです。(クリックで拡大します)

この試合はATのATとされる時間帯に清水のDF立田悠吾が負傷退場し、清水のGK六反勇治がゴールを決め、神戸のFWウェリントンが退場していますが、柿沼主審がきちんと時間をとっていれば試合は立田が怪我をする前には終わっていたと思われます。

下のバーの薄いオレンジ色のところが河井の治療時間(約4分)とその後に取られた河井の治療時間に対するATと思われる時間です。

確かにその時間を加算すると今回の実際の終了時間とだいたい合致します。

ただ、今回の「柿沼理論」で言えば、立田治療時間のAT騒動で止まっていた時間のATも取らなければならず、一体柿沼主審に任せていたらいつ終わったのでしょうか?

<Jリーグジャッジ「リプレイ」>でも説明されている通り、副審や第4審判は時間の管理がおかしいことを気づいており助言していたそうなので、その助言により19分でなんとか終わった、ということかもしれません。

副審・第4の審判員を含めた審判団の問題

また、<Jリーグジャッジ「リプレイ」>では副審をはじめとした審判団の責任を問う声も出ています。私もそう思います。

ATの問題だけでなく、この試合では接触プレー等に対して試合を止めるなど、なぜ主審以外の審判は積極的に試合に関わっていかなかったのか、大いに不満が残ります。

Jリーグを見ていると、この試合以外でも副審が試合に積極的に関わらない場面が多々あります。副審はオフサイドとタッチラインだけ見ていればいいわけではありません。きちんと試合に参加し、試合を止める、主審に助言するなど多くの役割があります。

審判も人間ですからミスはつきものです。多少のミスは選手やサポーターとして不満はあったとしても仕方ないことであると理解できます。

しかし、そもそも主審がルールをきちんと理解していないとか、副審が自分の役割を果たさずにタッチラインを走っているだけだとか、そういうことであれば「サッカーの試合を裁くな」と言いたいです。

そういった無責任な審判団のジャッジの結果、怪我人を出したり、退場者を増やしたり、遺恨を残したり、必要のないことが発生します。

それぞれの持ち場で果たすべき役割をきちんと果たしてもらいたい、そう思います。

 

それにしても、<Jリーグジャッジ「リプレイ」>はサッカーのルールを勉強するにはいい番組ですね。

サッカーのルールは細かいところが時々変わりますから、そういうところをとりあげて説明してもらいたいと思います。

 

しかし、アディショナルタイムのアディショナルタイムって…。(呆

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