Jリーグ Div.1 試合結果

リーグ戦2勝2分7敗…成績不振の責任を取りヤン・ヨンソン監督が退任 当面は篠田ヘッドコーチが監督代行に

トップ5を目指し勝負のシーズンと位置づけた今シーズンでしたが、本日の川崎フロンターレ戦で7敗目を喫しました。

その試合から2時間余でヤン・ヨンソン監督の退任が発表されました。後任監督は暫定的に篠田善之ヘッドコーチが務めるとのこと。

ヤン ヨンソン監督 退任のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/42587/

退任に至る経緯や、暫定的に公認となる篠田ヘッドコーチの起用理由については左伴繁雄社長が公式サイトで文書を公開しています。

ファン・サポーターの皆さまへ(ヨンソン監督の退任について)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/42586/

日頃よりエスパルスをご支援戴き厚く御礼申し上げます。本日はシーズン途中ではありますが、2018シーズンより指揮を執って戴きましたヤン・ヨンソン監督の退任についてのお知らせをさせて戴きます。

今シーズンは、昨シーズンのリーグ戦一桁順位達成(8位)を足掛かりとして、リーグ戦でのトップ5、カップ戦でのベスト4以内を会社目標と致しました。しかしながら現時点で、リーグ戦は2勝2分7敗の17位、カップ戦は最終戦を待たずして予選ラウンド敗退が決定致しました。また、重点強化方針として掲げておりました「守備力の強化」につきましては、リーグ戦11試合経過時点で26失点となっており、それらどれもが到底看過出来る数値ではありません。昨シーズンの成績から更なる飛躍を期待して今シーズンに臨んだファン、サポーター、そしてパートナー、株主の皆様には心よりお詫びするとともに、まだまだ巻き返しの果たせるこの時期に、監督の交替を行う決断を致しました。

ヨンソン監督には、2017シーズンの最終戦でやっと残留が叶ったチームの再建を託し、攻守に規律あるサッカーを構築するとともに、若手の育成も行いチームの新陳代謝を進めて戴きました。結果、2018シーズンはリーグ戦8位と2013シーズン以来の一桁順位を達成することが出来ました。その功績は大いに讃えるに十分であり、感謝して止みません。しかしながら、今シーズンの現在までの戦績は、会社コミットにはほど遠く、また改善の兆しが不透明と言わざるを得ず、これまでのゲーム及び練習データを十分に吟味し、また後任監督の意向が夏の補強に十分反映出来るタイミングとした結果、今般での監督交替に踏み切った次第です。

当面の監督業務代行の任にあたるのは、以下の観点より、現コーチである篠田善之氏とし、本人とは早急に交渉を致します。
・シーズン途中であり、選手の特徴やサッカーの課題に対して迅速な改善の図れる現有スタッフである。
・アビスパ福岡やFC東京に於いてシーズン途中より監督となった経験を持ち、何れも顕著なる戦績を残している。(前者は残留/翌々年J1昇格、後者は交替後8勝2分2敗と短期間での修正力を評価)
・会社目標としていながら対戦相手との比較で必ずしも凌駕出来ていないハードワーク(球際、走力、気迫)が指導のベースとなっており、それを練習量と方法、強度で実践しつつ、選手起用や交替での第一優先にも置いている。
・「自分達のサッカー」を尊重しつつも、対戦相手のサッカー分析に一日の長があるとともに、それを練習に落とし込むアイデアが豊富である。
・選手との距離が良い意味で近く、個々人に合わせたコーチングとモチベーションアップに長けている。 (当クラブでは貴重な声のよく通る明るいモチベーター)
また、他スタッフ体制は、シーズン途中での外部招聘はこれまでの積み上げを崩しかねませんので不変とする方向です。

次節となるアウェイ大分戦以降は、会社として掲げた方針を再度現場として噛み砕き、相手より運動量に勝り、攻守の切り替えの早い、個人、組織共々、人にもボールにもチャレンジ出来る、固い守備、迫力ある攻撃を目指して参ります。

シーズンは残り2/3となりました。これを「もう」ととるのか、「まだ」ととるのか、人により異なるとは思いますが、私は昨シーズンや2016シーズンのように、「ハマるまでは時間を要すが、ハマれば手がつけられない」バランスのとれた若手、中堅、ベテランが夫々の強みを活かした闘いを行うと信じて、そして皆様のこれまでと変わらぬ日本一の応援が伴えば、反攻の狼煙を上げるに足る十分な期間とコミット致します。でなければ、皆様の懐を痛める値上げまでさせて戴いたことに対する示しがつかないことは重々承知しております。その責任を真摯に受け止めながら、残りシーズンの後はないとの決意で闘って参ります。

株式会社エスパルス
代表取締役社長
左伴 繁雄

今日の試合前、スタンドに向かってサインボールを投げ入れるヨンソン監督がいました。いつもは選手だけがやる行事ですが、なにか嫌な予感がしました。

既に退任は既定路線だったのかも…仮に今日の試合に勝っていても、退任は時間の問題だったかもしれません。

 

ヨンソン監督は2018シーズンから清水に就任し、開幕当初から安定した成績を残しました。

ワールドカップ中断明け後は連敗を喫し一時的に広角の文字がちらつく位置に身をおいてしまいましたが、強固な守備からFWドウグラス・北川航也らを中心としたカウンターでゴールを決める「堅守速攻」を武器に、リーグ戦8位という成績を収めました。

ここ数年、最終節まで翌年がJ1かJ2かわからないシーズンが続いていましたが、早々に残留を確定。またゴール数はリーグ2位という記録も作りました。

若手選手の起用も進め、昨シーズンはDF立田悠悟が、今シーズンはMF滝裕太がトップチームで活躍できるほどに成長しました。

 

しかし、さらなる飛躍が期待された今シーズンは選手の怪我や体調不良によりベストなチームが編成できず、選手が変わったことで戦術にも落とし込みが足りず、重要課題だった守備組織のさらなる強化を図ることが出来ず、ここまで11試合で26失点という惨憺たる状況に。

また、ヨンソン監督自体の交代策の遅さや、メンバーを固定して戦う方針に疑問の声があったのも確かです。

 

全てにおいて監督に責任があるわけではありませんが、結果がものをいうスポーツの世界では結果が出なければ現場責任者である指揮官の交代が起こることは仕方がありません。

残された選手・スタッフは、なにが足りなかったのか、どうすれば改善するのか、自分たちで考え、プレーに反映していってもらいたいと思います。

 

そして監督代行となる篠田コーチですが、監督としての実績もありますし、昨シーズンも1試合、ヨンソン監督が退席処分を受けた次の試合で監督代行を努めたこともあります。

チームのいい面・悪い面をよくわかっていると思いますので、それらをしっかりと把握して再構築してもらいたいと思います。

 

ヨンソン監督、今までありがとうございました!

 

 

 

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