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DF三浦弦太がガンバ大阪へ完全移籍「サッカー王国であるこの街でプレーできたこと誇りに思う」

噂に上がっていた通り、DF三浦弦太ガンバ大阪に完全移籍することが発表されました。

三浦弦太選手 ガンバ大阪へ完全移籍決定のお知らせ(清水公式)
http://www.s-pulse.co.jp/news/detail/35426/

【三浦弦太選手コメント】
『このたび、ガンバ大阪へ移籍することになりました。エスパルスでお世話になった4年間は降格、昇格を含め多くのことを学び、経験させてもらいました。自分にとってかけがえのない財産であり、今の自分があるのはエスパルスのおかげだと思っています。怪我や体調不良でなかなかプレーできないときも、サポーターの皆さんの声援に本当に励まされました。そんなエスパルスを離れることは非常に辛い決断でした。ただプロである以上、より高いレベルでプレーし、もっと成長したいという思いも強く、チャレンジすることを決めました。サッカー王国であるこの街でプレーできたこと、誇りに思います。本当にありがとうございました。エスパルスに関わる全ての人に、より一層活躍する姿を見せて恩返ししたいと思います』

弦太は2013シーズンに大阪桐蔭高校から清水入団。多くはありませんが、入団当初からトップチームでの出場を経験してきました。

その後出場機会も増えましたが、2015シーズンは怪我などで後半はほとんど出場機会が得られず、同シーズンにJ2降格。

2016シーズンはJ2を戦うことになりましたが、序盤戦はDF犬飼智也と若手でセンターバックコンビを組み活躍。

シーズン途中で出場機会を一時失いましたが、終盤に来てけが人続出だった右サイドバックに起用され、その後はシーズン終了まで先発で出場しました。このシーズンの出場試合は29試合で、主力選手として成長しました。

当初右サイドバックでの出場直後はフィットしていませんでしたが、小林伸二監督や周りのチームメイトのサポートですぐにポジションにも慣れ、もともと定評のあったキックの精度を活かし、クロスからアシストも決めています。

また、清水以外でも各世代の日本代表やJ3のU22選抜を経験。代表ではキャプテンも務めました。

昨年行われたリオオリンピックにも直前までメンバーに選出されていましたが、残念ながら本戦への出場はかないませんでした。

性格も明るく、チームのムードメーカー。清水は以前から若手のセンターバックがサイドバックとして出場機会を得て成長し、センターバックで活躍していく例があり(岩下敬輔や平岡康裕ら)、弦太もそのように将来の清水のセンターバックとして活躍してくれることを期待していただけに、この移籍は本当に残念です。

ただ、本人の長いコメントからも移籍に関する苦悩は見て取れますし、また2012シーズンからの5年契約期間中の移籍ということで、G大阪からは移籍金も入るはず。その点は弦太の清水に対する義理立てかと思います。

同じカテゴリーですし、あまり頑張ってとも言いにくいのですが、移籍するからにはさらに成長して代表にも選出されて欲しいですし、また清水に戻ってくる機会があれば歓迎したいと思います。

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